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月別アーカイブ: 2024年8月

ウークイにて

沖縄のお盆最終日、ウークイでは毎年嫁の実家でご先祖様をお見送りする。
日が暮れたらみんなで花火をしようと子供たちを連れて近くのコープのスーパーへ。久しぶりに訪れると少し内装が変わっていた。その中で変わらず置かれている水を購入する機械。思わず「あぁ、懐かしい」と嫁に言ってしまった。
遡る事13年前。
大阪から沖縄に来たばかりの頃、住む場所もない、仕事もない、知り合いいない、そんな吉幾三状態の自分は、家が借りれるまで嫁の実家に居候。そうマスオさん。
仕事もない、嫁の実家で何かできる事もない、そんな肩身の狭い思いをしてる自分が唯一できた事が、

そう!コープへの水汲み!
結構な重さになるので、義母に代わって自分が行きます!!と

何もする事がないつらさ、活躍する場がないつらさ、新しい環境に慣れないつらさ。。。
何かできる事はないか??って必死だったな。
コープの水販売機を見て、様々な感情が思い出された。

13年の間で、会社の経営者になり、少しは自分に自信がついたかな??
でも、あの頃の自分の感情を忘れず、何ができるかな??っていう視点は常に持っておかないといけないなと思う。
そして、頑張ってきた自分を褒める事も。

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ACP(アドバンス・ケア・プランニング)

す8月14日水曜日、「那覇市生活支援訪問型サービス従事者養成研修」の講師として登壇させていただいた。
研修の講師をさせてもらうのもここ最近なかったので、久しぶりにワクワク。
内容は、那覇市総合事業の介護予防・生活支援サービス事業の中の訪問型Aサービスにのみ従事できる資格を取る研修。
研修内容は制度の話とか、訪問介護員とはなんぞや?とかサービスを使うまでの流れとか。
ケアマネにケアプランを立ててもらい、サービスを利用する。介護保険の業界に携わって長くなるが、新卒の頃からの素朴な疑問がある。
それは、「自分が望んだ最期を自分が決めているか??」だ。

誰しも歳をとりたくないし、自分の最期なんて想像もしないで生活をしていると思う。でも、必ず皆誰しもに訪れる最期について真剣に考えている人ってどれくらいいるんだろう??

人生の最期に限らず、今この瞬間も自分が選んだ人生を歩んでいる人ってどのくらいいるんだろう??

そんな事を少しでも考えてくれたらいいなと思い、研修の最後にACP(アドバンス・ケア・プランニング)のグループワークをさせてもらった。
別名「人生会議」といわれるものであるが、もしバナカードというものを使って行う。もしバナカードはトランプよりやや大きめなカードに、人生の最期に大切にしたいと思われる項目が書かれている。それを5枚の手札から必要なものは残し、いらないものは山場へ返し、別のカードと交換する。それをメンバーと順番に行い、山場のカードが無くなれば終了。最後に残った5枚の手札からさらにいらないものを2枚無くす。最期に残ったものがあなたが人生の最期に大事にしたい事。
手札に残した3枚をなぜ残したのか??をグループメンバーと語り合う。

グループワークを終え研修は終了。
介護にこれから携わっていただく方に、人生とは?介護とは??を考える時間になったのであれば幸いです。

自分の人生の最期について、誰かと語り合った事はありますか??
身近な大事な人とぜひ、語り合ってみてください。

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ピアサポート研修②

ピアサポート研修の授業で、「これまで体験したつらい出来事、体験を話してください」というワークを2名1組で行うものがあった。まだ会って間もない人に自分の話をする。しかも言いづらい事。
ワーク中に、つらい出来事を思い出してか、涙をすする人もいた。
自分は普段から誰かに自身のつらかった出来事とか、悩みを相談する事はない。なので正直何を話していいかわからなかった。
ワークの相手にその事を伝えて話始めると、「そうかそうか。」「うんうん」と目を見ながら自分の思いを聞いてくれる。
「なんで人に話したくないんだろう??」というなげかけ。
今までそんな事考えた事なかった。
人に弱みを見せたくないから?話して、相手に不快な思いさせたくないから??

短いワークの時間の中ではもちろん答えには出会えなかった。
でも、話をする事で自分も気にしてなかった事と出会えた。

そうか、相手の話を聞くというのは、純粋に相手に興味を持つ事なのか。
せっかちな自分は相手と話している時にはその話の解決策や、次なんて返答しようとか考えながら聞いていたなと。
コミュニケーションの土台。話を聞くという事の本質に気づけた。

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